2代目、3代目で経営が悪化する原因は？

「初代が創り、二代目で傾き、三代目が潰す」というような言葉があります。
これは、2代目や3代目の社長が経営を傾け、経営が悪化する様を言います。このように、会社を経営していくうえで2代目や3代目で経営が悪化していくことが多くあります。なぜここまで2代目や3代目で経営が悪化するのでしょうか。

■2代目3代目で経営が悪化する原因
2代目や3代目ではよく経営が悪化する、つまり「資金繰りの悪化」がよく起こります。それではなぜ資金繰りが悪化するのでしょうか。
資金繰りが悪化する最大の原因としては、当然のことながら「売上の減少」です。初代社長で作り上げた売上が減少すること、そして売上は減少しているが支出が減らないことにより「資金繰りが悪化する」という流れになります。そして、資金繰りが悪化する原因である「売上」の改善にお悩みの経営者の方は、非常に多いのではないでしょうか。

■なぜ他の税理士では経営改善ができないのか
世の中には多くの税理士がいらっしゃいます。その中でも、経営アドバイスをアピールする税理士も多くいらっしゃいます。しかし、現状として多くの経営専門の税理士がいる中で、経営改善ができずに倒産していく企業も多く見受けられます。なぜ他の税理士では経営改善が出来ないのでしょうか。

2代目3代目の経営悪化に対して「経費の削減」などや他社の成功事例をアドバイスする専門家は多くいます。現状の売上に対して対策を提案することは少なく、あっても「他社の成功事例」のアドバイスをすることが多く、実際にその成功事例が自社では当てはまらず、なかなか経営改善が出来ません。会社の事情が各々全く違うからです。

しかし、当事務所では、その方法では2代目3代目の経営の悪化は改善されないと考えております。当事務所が考える経営改善のポイントは2つです。

① 2代目3代目の経営者の想い
よく2代目3代目の経営課題として挙がるものとしてよく知られておりますが「経営者のモチベーション」や「経営課題がどこにあるのかが分からない」ということがあげられます。初代経営者は、熱い想いや成長を意識して経営をしていて、2代目3代目はそのまま経営を引き継いだが、経営のことや会社のことがよく分からないというケースはよくあります。また経営が悪化していることは分かっている、ただなぜ経営が悪化しているのかという原因がつかめないという経営者も多いです。当事務所では、ヒアリングを通して会社の現状を把握しながら、会社のどこに問題があるのかという「経営悪化の背景」を大切にいたします。

② 「経営悪化の背景」をもとにした「分析」
当然のことですが、経営課題の大半は「売上」にあります。そのため、現在の財務状況を正確に把握し、「売上を含む」経営に関する課題を見つけて経営改善を図ることが重要なのです。売上が上がらない原因は商品にあるのか、マーケティングにあるのか、それとも会社の体制にあるのかをまずはヒアリングと数字を通して理解することが大切です。他社の成功事例をもとにした経営改善策ではなく、経営悪化の背景と財務諸表の数字をもとにして、独自の経営改善策を提示する、これが当事務所の強みとしているポイントです。

山本雅一税理士事務所では、京都市、宇治市、亀岡市、長岡京市を中心に税務や会計サポート、2代目・3代目経営者向けサービス、税務調査の立ち合いなど事業者のみなさまをトータルサポートしております。まずはお気軽に当事務所までお問い合わせください。